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境界線ギリギリに建築し、住環境破壊のガーラ・プレシャス東麻布不買運動
2017/08月

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世田谷区等々力2丁目のコインパーキング建設計画が近隣住民から批判されている。計画地は東急大井町線尾山台駅の側である。4メートルの細い道に面した場所である。但し、電信柱などもあるため、実質は4メートルよりも細い道である。この道は元々私道で、現在は区道である。

そこに不特定多数が駐車するコインパーキングが建設されると住環境が悪化する。狭い道に不特定多数の車が入ることは通行の危険を生じさせる。子ども達の遊び場にもなっている。保育園への通園路にもなっている。幼児が三輪車で遊び、自転車の乗り方を学ぶ道でもある。

コインパーキングでは騒音や排気ガスも発生する。車の扉を閉めるだけで音が響く。深夜も含む24時間、頻繁な出入りがあるために住民の迷惑は甚大である。不特定多数が入ることは防犯面の不安もある。住民は契約者が特定し、車の利用パターンも決まっている月極め駐車場ならば許容できると述べている。

住民側が疑念を高めた背景に事業主の建設方式がある。コインパーキング計画地は狭い通りにのみ面する奥まった通りにあるが、その隣の表通りにも面した土地に同じ事業主が賃貸アパートを建設している。このため、近隣住民はアパート住人向けの駐車場と受け止めていた。それを否定する説明を事業主もしなかった。コインパーキングは住民にとって寝耳に水であった。住民側はコインパーキングにするならば、表通りに面した土地にすべきてあったと指摘する。

このコインパーキングの説明会が11月30日に玉川支所で開催された。事業主本人は高齢を理由に出席せず、娘夫婦とコインパーキング運営業者が出席した。住民側は月曜日に連絡して金曜日に開催する、勤め人が参加しにくい時間帯に設定されたことを問題視する声が出た。また、説明会開催の案内が周知されていない、住民をフォローしていないと批判された。そもそもコインパーキングにすることを2日前に知ったという住民もいる。

説明会冒頭では事業主側から「どうしてコインパーキングが悪いのか」と開き直った発言がなされた。「事業の一環として進めたい」「地域の迷惑になるかは分からない」などの発言が続いた。「月極駐車場よりもコインパーキングの方は実入りがいい」との本音も出た。

これに対して住民側は「狭い道に不特定多数を呼べば事故になる」など様々な問題を指摘した。今でも車の出し入れを隣近所で譲り合っている状態である。顔見知りの隣同士だから譲り合いできるが、コインパーキング利用者が住民に配慮するとは思えない。それに対して事業主側は「譲い合いの精神で」 と言った。これは自分達の金儲けのために住民に迷惑を押し付ける発想である。住民が一方的に譲ることは譲り合いとは言わない。

コインパーキング運営業者は事故が起きても責任は持てないと述べた。ゴミが散乱する原因になるために自動販売機の設置を取りやめ、防犯カメラを設置した点は近隣住民への配慮と述べた。しかし、住民からは「コインパーキング利用者に通り抜けさせない措置が必要」「コインパーキング利用者が塀を乗り越えて侵入する危険が高いので、塀を高くして欲しい」「小便やゲロなどで汚される」などの不満が出た。

住民側は「手をかけずに金儲けだけを考えるな」と批判する。住民側は街づくりのために働いてきた。東急電鉄とも戦ってきた。大井町線の急行で沿線の騒音・振動が激しくなった。東急と交渉してロングレールにさせた。住民側は様々な選択肢を持っている。事業主側がコインパーキング前提に固執するならば話し合いではない。

住民側は事故や犯罪などコインパーキングによる様々な問題を指摘したが、事業主側は「何故、事故が起こることを前提に考えるのか」と反論した。これには失笑を禁じ得ない。これは福島第一原発事故をもたらした原発推進派と同じ論理である。事故が起きれば「想定外」と責任逃れし、被害者には「ザマーミロ」と隠れて舌を出す。無責任な悪徳業者と同じである。

住民側は会社の姿勢を知るためにCSRの提示を求めたが、コインパーキング運営業者はCSRをないと回答した。代わりに親会社の抜粋版を提示した。

事業主一家は古くからの地主である。近隣住民が家を建てる時には「ピアノ教室があり、子ども達が出入りするので、車の出し入れには注意してください」と言われたという。それにも関わらず、自分達が土地利用する際にはコインパーキングとすることは矛盾である。

月極駐車場よりもコインパーキングの方が住民にとって迷惑になることは自明である。どうして「ご迷惑をおかけすることになる」と言えないのか。自販機設置しないなどの小手先だけの対応で住民に配慮しているなどと胸を張るのではなく、迷惑をかけることを認めないのか。事業主の発想に貧困を感じた。

コインパーキング建設反対運動は珍しい。コインパーキング運営業者も説明会開催自体が初めての経験と述べていた。この問題は住民しか利用しないような細い道しかない場所にコインパーキングを作る特殊性が根源にある。世田谷区では路地状敷地の重層長屋問題というニッチな建築不動産紛争で社会に問題を提起した。これも重層長屋そのものよりも、ロフトを作るなどの脱法性を問題視したものである。今後はコインパーキングの弊害に注目が集まる可能性がある。
http://www.hayariki.net/7/11.htm
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林田力
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自己紹介:
東急不動産だまし売り裁判の被害経験を活かし、『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』を執筆、インターネットメディアへの寄稿やマンション被害・住民運動を取材する。東急不動産だまし売り被害者として、林田力はマンション建設反対運動やゼロゼロ物件詐欺、追い出し屋被害に対しても強い共感をもって行動している。東京都世田谷区の二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住民被害や反対住民運動を詳細に紹介し、「世田谷問題を精力的に取材されているネット・ジャーナリスト」と評される。マンションだまし売りやゼロゼロ物件詐欺など悪徳不動産業者の実態を明らかにすることで、消費者や住民の権利拡張に寄与している。
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